日本では約100の、海外では41ヵ国307のフィルムコミッションが撮影誘致を行なっています。映画等の撮影は経済、観光等の振興に大きな影響をもたらし、圧倒的なシティセールス効果があるため、海外では国策として行なわれています。また、撮影はまち全体の協力がなけれれば行なえないので、地域おこしやまちづくりの一環としても取り組まれています。県内では大分市と宇佐市にフィルムコミッションがあります。
日本一の快挙!
映画「WILD7」2011年公開(主演:瑛太)の大分ロケでは大分県警及び撮影地域の方々の全面協力により記録的な長さの道路封鎖を行ない、激しいカーアクションの撮影を実現させました。パトカー・白バイの劇用車(映画等で登場する車)の場合、その走行は道路交通法に違反するため、道路を完全封鎖し道路性を無くす必要があります。本場ハリウッドでは当たり前の撮影手法ですが、日本ではほぼ不可能です。(日本映画業界で)「大分市はハリウッド級の撮影が可能」と大評判になりました。
大分市市民協働推進課
幸重 陽子
大分学豆知識は大分合同新聞の毎週月曜日の朝刊にて連載中です。